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新築一戸建て住宅に住んで意識が変わった

結婚が他人様よりも遅かったため、結婚とほぼ同時に家を新築した。それまで住んでいた所に建てたので、土地の代金はかからず。新築の家のみの資金を調達すればよかったので、世間で言うところの「住宅ローン」とはやや重みが違うが、ローンを組んだ。

ローンを組んだとはいえ、家の名義が自分の名になり、それまでとは気分が違ってきた。まさに「一家の主」という気分だ。若い頃は、賃貸マンションに住んでいた。だから、いくら部屋を自分好みにしても「仮の住まい」という意識は否めない。壁や柱に傷をつけたらまずいとか、音楽を聴くのにも音量を気にしたりとか……。

    もし部屋に傷をつけたら、出て行くときに大家から修理代金を取られる、なんてことを気にしていた。

    でも、「新築一戸建」は、いわば「我が城」である。ぞんざいに扱う気はないが、大家の目を気にする必要はない。好きなようにできるところが、なによりも嬉しかったなあ。それと、ご近所付き合いも含めて、大人として「無責任なことはできない」と改めて自分に言い聞かせた。数年で引越しというわけには行かない。「ここで根を張った生活をする」という自覚を新たにしたものだ。

    新築の家に住んだことは、大人としての自覚を一歩も二歩も進ませてくれた、と今では思う次第である。

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